2008/07/21

分かり合えるはず:社会学を通じて

今年社会学を履修することにしまして、半年が流れようとしています。
とてもユニークな教授による講義で、毎週受けに行くのを楽しみにしています。
そこでは、デュルケームの「自殺論」やマックス・ウェバーの社会的行為の4類型など、たくさんの堅苦しい言葉や難解な表現が出てきます。しかしその教授はそんなことに惑わされないで、気軽に社会学して欲しいと僕達に訴えかけます。社会学は何かしらの集団に所属する全ての人間にとって価値ある学問でなのだと。
僕らは学校やアルバイト先等々、様々な集団に所属し、生きています。そこでは人と人との関わり合いが発生してきます。いじめはなぜ起こるのか、仕事における対人関係悪化の原因は何なのか、このような疑問を分析し、自分なりの答えを出すことが社会学なのです。心理学によってもこのような疑問を分析できるかもしれませんが、社会学という新たなツールを得ることでより細かな分析をすることができると思います。

講義でとても良い経験だと感じるのは、他学部との交流です。グループを組み、新聞やニュースや論文などを自分達で調べてきて、それを社会学的に分析してみる。僕はサークルには所属していないので、他の学部の生徒と交流することはまずなく、常識や視点の違いに驚かされました。彼らは彼らなりの社会を自分の中に持ち、僕も僕なりの社会を持っているのです。
話し合いの中で僕がみんなに投げかけるのは、「どうしたら人々は分かり合えるのか、歩み寄れるのか」ということです。竹島問題が各種メディアで、現在ホットな話題となっていますが、歩み寄れればきっと解決するはずなのに、両国とも歩み寄りきれないのです。どうしたら相手のことをわかってあげられるのか、相手は相手なりの社会があり、こちらもこちらの社会がありそれがぶつかりあってしまうのはわかります。しかし、このままこの姿勢を続けていてもマイナスな状態から動くことができないのではないでしょうか。
じゃあこういった社会と社会のぶつかり合いをどうしたら静かな状態にできるのか。どうしたら相手のことが理解できるのか。大学の一授業のたまたま一緒になったグループのその中の人同士でも分かり合うのは大変難しいということはグループワークを通して理解しています。それなのに、国同士で簡単に理解し合えるなんて・・・・ちゃんちゃらおかしいかもしれませんね。でも、どうにかなるはずです。たぶんその答えはひとつではない(その場その場に応じて形を変えなくてはならないものとなる)とは思いますが、それでも根本的なところはおそらく一緒となると考えています。ザンネンながら今の僕にはそれが見えてきません・・・・もしかしたら一生かかってもわからないのかもしれません。でも、前向きに、ポジティブに考えていきたいと思います。

2008/07/02

発表計画

中間発表が7/26(土)に行われる。形式としてはパネルおよび前期成果物を用いたインタラクティブ発表とのこと。
この発表にあたってどのようなものを準備をすべきか、またどのように仕事を進めていけばよいのかを話あった。
まず、時間がかなり限られているため、調査した内容をプレゼンテーション内にすべて盛り込むのは不可能であると考えられるため、いくつかの調査にしぼった。下記する。
  1. 2人の小学生に対する調査
  2. 自分の親調査
  3. 子ども文化センターでの親子インタビュー
  4. 子どもと大人の好きなもの調査
また、発表内容に調査を含めるとかなりの時間を使用しなくてはならないため、コンセプトから順に説明していき、調査を経由し、企画を説明するという形は取らずに、コンセプト、企画の順にプレゼンをすることに決定した。調査報告書に関しては要望があったときに受け付けるといった具合である。

またプロトタイプについて、どの程度の完成度にすべきかを議論した。中間プレゼンテーションにはプロトタイプが必須で、これがないとプレゼンテーションの聞き手がなかなかその作品を理解しにくいのだ。僕らの場合、まずflashアニメーションでどのようなコンテンツかを体験してもらい、それとは別に企画書を作りそれにより詳細な情報を伝える。その後、1ステージの手をつないで猫を捕まえるシーンを実際に体験できる形にする(完成度はどの程度になるかわからない)。その部分のみが実際に体験できるプロトタイプであり、他のシーンはflashアニメーションで体験してもらうことになる予定だ。
また、企画に至るまでの経緯(コンセプトも合わせて)をダイアグラムで表現する。

調査の具体的な内容をここで記述しようとすると長くなるため、後々・・・。