2009/07/27

サマーウォーズ - summer wars - を観て来た



サマーウォーズの試写会の応募に見事当選したらしかったので、友達と一緒に観にいってきました。以下、特に印象的だったことをまとめてみる。



・背景の美しさ(特に空)
・栄おばあちゃんのもつ絆の強さ(彼女の人望、意思の強さ、人への思いやりを尊敬した)
・OZのリアルさ(本当にこんな事件起こりそう!という気分にさせられる)
・観たあとの心地良いスッキリ感(エヴァを観たときのような複雑な心境には陥らず、何か、救いが得られたような、人間そんなに愚かじゃないよな・・・と思えた)



深く考えさせられる映画ではないと思った(人間がどうだ、生命がどうだ、善悪がどうだとか)。しかし、ひとつ気になるのは、あらゆるものをネットで管理しようとした結果、大事な権限が奪われてしまい、自由が利かなくなるといった点。責任や管理を分散しておけば、今回の事件は小規模で留まったのかなと、そうみれば今のネット化の社会への批判とも受け取れる。
一方でよい点もある。何か大きな問題が発生してしまった場合、情報共有がしやすくなったためにその解決に向け、地球規模でチームワークを発揮しやすくなる(そんなのキレイごとじゃん!とも言える)。


と、これから観る方々は僕のように変な想像を巡らせるのはやめて、陣内家の家族たちとともに「家族の絆」の素晴らしさについてじっくり浸っていただきたい。どんなにネット化されようと、それを利用するのは僕たちで、僕たちの絆がとても大切なのだから・・・・。

盲点也。100年小説。



購入はしていないが、こんなのを見つけた。
森鴎外から、太宰治まで、日本の作家51人の短編集を収録。僕の好きな梶井基次郎の作品もあるらしい。明治から昭和初期まで(100年?)の文豪たち。少しマニアックな方の作品も載せられているとか。一家に一冊あると、カッコイイ感じがします。
また、「大きな文字」と「装ルビ」となっていること。年配の方々がよく買われていくそうです。もし電子書籍化がもっと進んだら、「日本の文学全集」とか・・・・そんなの登場したりして。

2009/07/16

2009年70回投稿を記念して。

デザイン一新。

「新劇場版エヴァンゲリオン:破」を観て



先日、エヴァンゲリオン:破を劇場に足を運び観にいったんだけど、記事を書くかどうか迷っていました。なんというか、このブログをサブカル色に染めるのは如何なものかというのも頭を過ぎりましてね。。。でも、こいつはもう芸術の域にまで達していると思ったので、書いてみます。



観た感想・・・。なんといいますか、言葉にならないというか。面白かったといわれれば面白かったと安直に答えてしまうと思うのですが、それじゃあ済まない感じがふつふつとありまして。
アニメによって考えさせられたり、悩んだり、そんなこと求めるだけ無駄よ!って言われる方には、理解し難いのかもしれないですが、僕は、こういった考えなくてはならない作品こそ素敵だなと思います。映画を観終わったに残る余韻は、必ずしも心地よいものとは言えません。グロテスクなシーンもありますし、親子の理解し合えない溝も垣間見える・・・。
僕は旧作も観ていますので、大方話の筋は分かっていたのですが、今回は何か希望のようなものが見えるのです。製作者サイドも語っているようなのですが、「カッコイイロボットアニメにしよう!」らしいです。二人の間にあった溝、周りの助けもあり、どうにか乗り越えられそうなそんな希望が見えます。なぜ旧作は、結局分かりあえなかったのか(それも表現のひとつですが)、それは監督にしか分からないのでしょうが、精神的な変化もあったのかもしれません。今の世間の精神状態を考えて、ここに絶望を植えつけても何も生まれないと踏んだのでしょうか(そこまで考えられているのかは不明です)。それとも、それだけ人間関係に変化の兆しが現れてきたと監督は感じているのでしょうかね。恐らく、満面の笑みで迎えられるようなハッピーエンドにはならないとは思いますが。と、いろいろと無駄なことを考えてしまいますが。
こんなエヴァも悪くないかな、むしろ素敵だなと思います。希望なんて、楽観的なこと、忌忌しきこと、僕は昔そんな風に思っていました(反抗期とかね)。でも、人間はやっぱり希望がなくては生きていけない、幸せを願って僕たちは生きて行こうよ、と僕は最近では思うようになりました(そんなこと当然だよ!と思われるかもしれませんが)。それは何から享受されるのかわかりませんが、それはアニメでも構わないと思います。だからこそ、「マイガール」に嵌っているのかもしれません。


全体の構成として、戦闘と日常生活のバランスが素晴らしかったかと思います。素人目ですが。日常生活の描写は見ていて、心が温まりますし、素敵なんですが、なぜかエヴァということで戦闘シーンも心の奥で求めていました。「あーそろそろ使徒来る気がするなあーと思ったいいタイミングで使徒が来てくれます。」そして、戦闘、CGも使い、旧作とは違った美しさがそこには広がりました。音楽もとても素晴らしく、不安を掻き立てさせるような、胸が疼く曲達だったと思います。
それと、変な目で見られるのは嫌ですが、女性キャラクターの曲線が絶妙でよかった。貞本さんはやっぱり天才ですね。そんじょそこらのイラストレーターやマンガ家にはマネできないような境地に辿りついているように思います。そして、今のアニメに見られがちなまるで動物かと思うような、目の大きさではなく、シャープでキレがあり、頭身も人間らしい。目を大きくすると、確かに可愛いとは思うのですが、何か違うな、猫か?とも思えて、感情移入しにくいので、リアルな描写の方が僕は圧倒的に好きです。これからも素敵な曲線を描いていって欲しいものです(貞本さん自身が描くと、がちゃがちゃしてしまうところもあるみたいですが)。


ビジネスでも上手く戦略を立てているなあと思います。コンビニでも商品見かけますし、雑誌でもかなり取り上げられています。エヴァというブランドがあるからこその大胆な戦略かと思いますが、どっかしらエヴァについて目で、耳で情報が入らざるを得ない状況を作りだす、すごいです。


と、こんなところで〆ます。まとまりの無い文章となってしまった・・・。
しっかし、一度インプットした記憶からは逃れられず、都合のいい解釈をしてしまっているように思えて、怖い。「エヴァはおもしろい、エヴァは僕をどきどきさせてくれる」という。




*追記


エヴァンゲリオン破のDVDが発売になりましたね!

2009/07/11

ようやく僕は気付いてしまった

僕は君という「謎」を解決したいのだ
君は君からしてみれば「謎」でないと言い張るかもしれないが
僕からしてみれば、君の行う行動、意識、姿勢が「謎」だらけなのである
この謎をいかにして解決するか、自分の思い通りに君を導くか
それが僕にとってとても魅力的な問題であり、快楽なのである
神経質な性格だからなのかもしれない

それによって、僕は君を愛していないのかもしれない
この感情をどう表していいのかはわからない
恋愛対象とかそういったことでもまたない気がする
君にはとても申し訳ない気がするが、君は全くといってそんなことを気にしないであろう

とにかく僕は君という「謎」を「謎」のままにして置けないのだ

2009/07/09

GoogleのChrome OS発表によって、表舞台へ -Microsoft Gazella -

http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/07/09/gazelle/index.html



GoogleのブラウザOS発表によって、Microsoftも黙っていないだろうと考えてはいたが、やはりもうすでにプロジェクトとして進行していたのか。ほとんどマスコミへの露出はなかったのであろうが、今回のChrome OS発表により、表に出ざるを得ない状況に陥ったようだ(マイコミジャーナル記事による)。
これによって既存のハードはどう変わって行くのだろう。ビジネスのあり方はどう変わって行くのであろう。いろいろなことが頭を過ぎる。

登場間近 +J(プラスジェイ)



ジルサンダーデザインによるユニクロのコレクションのネームが発表された。
その名も「+J」。
ユニクロ公式サイトによると、今期秋冬から展開を行うようである。しかし、まだ商品の詳細については公表されていない(気になる!メンズはあるのか・・怖い)。
時代の流れがアメトラになりつつある中、ミニマリズムのジルサンダーデザインがどのように対抗して行くのか。また、ミニマリズムブームはやってくるのか。それとも、エコファッションブームの到来か・・・。それとも、そういったジャンル分けすらが、無意味な時代になって行くのか。

とにかく、商品を手にとって、触って、着てみたい。それでいて、この写真の白シャツ・・・これがコレクションの一部だとしたらとても美しいシャツだなと思う。
楽しみです。

ユニクロ公式サイトでの発表

2009/07/01

ゆれる



なんというか、居心地の悪い。
心が抉り取られるような。
終わっても心の靄が晴れ渡ることはない。